「思い出を喰らわなければ、世界は救えなかった。」
かつて平和だった山裾の国は、一夜にして地獄と化した。 目の前で母を殺され、祖国を焼かれた姫・アルシノエ。彼女は世界を滅ぼす「邪竜」を止めるため、自身の身に宿る魔神<思い出を喰う狂女>の力を解き放つ。
邪竜を封印することには成功した。しかし、その強大すぎる力の代償は、あまりに切ない**「父との全記憶」の喪失**だった。
目覚めた彼女の前に立つ、一人の男。 「私は君の父親だ」 そう告げるセルバンを、アルシノエは「見知らぬ他人」として見つめる。
失われた記憶の隙間を埋めるのは、愛か、それとも残酷な真実か。 『はねバド!』で読者の心を揺さぶった濱田浩輔先生が、今度はファンタジーという舞台で「喪失」と「再生」を極限まで描き出す。
一瞬の油断も許されない。一コマたりとも見逃せない。 亡国の王と、何も覚えていない姫君。二人の「リベンジ」が、ここから幕を開ける――!!
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