★主人公が「変人」だけど、強烈に引き込まれる
主人公・整くんは、友達も彼女もいない、カレーを愛する超マイペースな大学生。一見すると「理屈っぽい変人」なのですが、彼の淡々とした語り口には不思議な魅力があります。感情に流されず、事実を積み上げる彼の言葉に、気づけば読者も「整ワールド」の住人になってしまいます。
★謎が謎を呼ぶ、緻密な構成
単なる犯人探しでは終わりません。一つの事件が解決したかと思えば、それが次の巨大な謎への入り口になっている……。物語のあちこちに散りばめられた伏線が、数巻越しに繋がった時の快感は、ミステリ好きにはたまりません。
★意外性の連続に、ページをめくる手が止まらない
「え、そこが繋がるの?」「この人が犯人なの?」というストーリーの意外性はもちろん、事件の「動機」に隠された切ない人間ドラマに驚かされます。読み手の予想を心地よく裏切る展開の連続に、没入感が半端じゃありません。
★ついうなずいてしまう「目から鱗のうんちく」
この作品の真骨頂は、整くんが放つ「持論」や「うんちく」です。 「ゴミ出し」の定義から、育児、いじめ、日本の社会構造まで。彼が独自の視点で語る言葉には、「あ、確かに……」「その発想はなかった!」と思わず深く頷いてしまう説得力があります。ミステリでありながら、読み終わる頃には自分の価値観まで少し変わっているような、不思議な体験が待っています。
0 件のコメント:
コメントを投稿